賃貸物件の入居者が退去したあと、ハウスクリーニングや原状回復工事以外にバリューアップ工事をおこなうことがあります。
バリューアップ工事とはどういう工事であるのか解説し、施工例をご紹介します。
管理する賃貸物件におこなうバリューアップ工事とは?
賃貸物件から入居者が退去すると、ハウスクリーニングや修繕などをおこない、次の入居者に向けて原状回復するのが一般的です。
この原状回復工事とは別に、バリューアップ工事があります。
バリューアップ工事とは、物件の資産価値を上げるための工事です。
原状回復工事は、経年劣化して傷んだ部分を元に戻す工事で、賃貸物件を管理するうえで必須の工事です。
原状回復工事を怠ると、入居者が見つかりづらくなり、家賃の値下げにつながる可能性が高くなります。
反対に原状回復工事を適宜おこなうことで、良い状態を保ち、入居者が見つかりやすいでしょう。
バリューアップ工事は、原状回復工事と違い、必ずやらなければいけない工事ではありません。
物件の資産価値を上げるためとはいえ、工事費用を回収するためにも収益が上がらなければ困ります。
費用対効果を考えて、工事の実施や工事内容や管理など判断しましょう。
管理する賃貸物件におこなうバリューアップ工事の例
資産価値を高めるバリューアップ工事は、築年数が古くなったことで設備などが時代に合わなくなり、時代に合った状態にすることが多いです。
バリューアップ工事の具体的な例を3種類ご紹介します。
バリアフリー化
バリアフリー化の工事は自治体によって助成金や補助金が出るところがあり、費用面での負担が減ることや、高齢化社会やSDGsで謳われているだれ一人取り残さない社会に見合った工事だと言えます。
高齢の入居者が安心して暮らせるように、手すりの設置や段差の解消、スロープの設置などの管理をおこないます。
高齢者や身体の不自由な方が生活しやすい物件は、若くて健康な方にとっても暮らしやすく魅力的な物件と言えるでしょう。
災害対策
災害対策の工事についてもバリアフリーと同様に、自治体で助成金や補助金が出るところがあります。
災害対策がおこなわれている物件は、入居者にとって安心な物件です。
なかでも耐震補強はぜひおこないたい工事の1つです。
セキュリティ対策
オートロックや防犯カメラ、玄関ドアへのシリンダー錠採用などのセキュリティ対策は、今や必須と言っても良いくらいです。
ただし、セキュリティに関する工事の助成金や補助金はありませんので、予算に合わせて可能な範囲での工事を実施しましょう。
まとめ
賃貸物件のバリューアップ工事とは、資産価値を高めるためにおこなう工事です。
バリューアップ工事として有効な工事例として、バリアフリー化、災害対策、セキュリティ対策があります。
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