最近は趣味や好みに合わせてリノベーションする人が増えていますが、何かしらのテーマをもとにつくられた「コンセプト物件」も注目を集めています。
賃貸物件を所有している方のなかには、コンセプト物件に興味をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸物件を所有している方に向けて、コンセプト物件とは何か、また知っておきたいメリット・デメリットについてご紹介します。
賃貸物件を所有している方へ!注目されているコンセプト物件とは?
賃貸物件の多くは、外観や内装、また設備において万人受けする仕様でつくられています。
しかし最近は、デザイナーのこだわりが詰まったデザイナーズ物件や、好きな壁紙やフローリングの色などを選べるカスタマイズ物件など、一般的な物件との差別化を図った個性的なアパートやマンションも増えています。
さらに注目を集めているのがコンセプト物件です。
コンセプトとは、「全体を通した基本的な考え方」を意味しています。
つまりコンセプト物件とは、何かテーマを持ってつくられたアパートやマンションのことです。
たとえばピンクで統一された部屋や、北欧をテーマにした内装、家庭菜園付きの物件など、特徴をあえて持たせているため、好みに合った入居者が集まる個性的な物件になりますよ。
賃貸物件をコンセプト物件にして貸すメリット・デメリット
続いてメリット・デメリットをいくつかお伝えしますので、両方を知った上で検討してくださいね。
メリットとしては、競合する物件が少ないため、ターゲットの好みに合えば入居者が決まりやすいことです。
また一度入居したら、長期で住む人が多いですし、好みが似ている人が集まるので入居者同士の関係も良好ですよ。
しかし一般的な賃貸物件に比べて需要が少ないことや、建築費用が高くなる点がデメリットだと言えるでしょう。
賃貸物件をコンセプト物件にして貸す際の注意点
コンセプト物件として貸す際には、次のような注意点を知っておいてください。
●ターゲットを明確にする
●需要がある立地を選ぶ
まずはどのような人に向けて貸すのか、ターゲットを明確にして絞ることが大切ですが、絞りすぎにも注意が必要です。
その立地にふさわしいターゲットを設定しないと、興味を持ってもらえませんよ。
また個性的すぎるコンセプトも避け、たとえば「女性向け」や「インナーガレージ付き」など、少しターゲットを広くして打ち出すとよいでしょう。