賃貸経営において、空き室が続くのはできるだけ避けたいところでしょう。
対策としていろいろな方法がありますが、フリーレントを検討してみるのもおすすめです。
デメリットもありますが、メリットも少なくありません。
ここでは、注意点をはじめ、どのようなところが良い点なのかについてご紹介します。
賃貸経営におけるフリーレントとは
空き室をどうしたらなくすことができるのか、あれこれ悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
空き室ができる理由はたくさんあるのですが、反対に対策方法も多数ありますので、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
フリーレントもその中の一つです。
特徴は、ある一定期間だけ、家賃をただにするといったものです。
引越し作業に多くのお金をかけている方が多く、金銭的にあまりゆとりがない方も少なくありません。
そんなとき、たとえ一カ月だけであったとしても、家賃が無料で生活できるということは、初めて入居した方にとってもとてもうれしいことです。
フリーレントとは、つまり家賃フリーで少しの間無料で部屋が借りられるということです。
賃貸経営にフリーレントを取り入れた場合のメリットとは
家賃をただにして貸すということは、賃貸経営を行っている方にとってデメリットしかないように感じられるかもしれません。
しかし、そうではありません。
フリーレントにすることで、多くの方にそれをアピールすることができますので、結果的に空き室対策にもなるのです。
また、空き室対策として家賃の値下げを考える方もいますが、この方法だと先に入居してきた方からクレームが入る可能性もあります。
フリーレントであれば、そういった不公平感もありませんし、家賃を下げる必要がないため、長く暮らしてもらえることでメリットのほうが大きくなるのです。
賃貸経営にフリーレントを取り入れた場合に注意したいデメリット
せっかく入居してもらえたのに、すぐに退去されてしまったら、マイナスになってしまうため、そこがデメリットになります。
また、当然ですが、あまりに長期間家賃を無料で貸してしまうと、収益が悪くなってしまうこともあります。
こういったことをさけるために、短い期間で退去した場合の違約金などを決めておく必要がありますし、フリーレントの期間を慎重に判断することが必要です。
