不動産を所有していて賃貸経営に興味があっても、物件が広すぎるとなかなか借り手がつかず、どう活用すれば良いのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸不動産のオーナー様や、大きめの物件を活用したいと考えている方に向けて、最近注目されているシェアハウスについてご紹介します。
賃貸経営で注目されているシェアハウスとは?ルームシェアとはなにが違うの?
シェアハウスとは、一つの物件に複数人が共同で暮らす賃貸物件のことです。
独立した部屋が複数あり、入居者はリビングやダイニングキッチン、トイレ・お風呂などを共同で利用します。
建物の種類はアパートタイプ、戸建てタイプがあり、部屋のタイプも、一人用・相部屋用などさまざまです。
ペットOK・女性専用・語学学習のためなど、コンセプトを決めて入居者を募集している物件もありますよ。
シェアハウスでは、各部屋に家賃を発生させて、入居者それぞれと賃貸契約を結びます。
一方、ルームシェアとは、一つの物件を代表者一人と契約し、賃借人と複数の入居者が、物件の家賃を分割して出し合うことです。
よく混同されがちですが、契約形態が違うことを知っておきましょう。
シェアハウスを賃貸経営するメリット・デメリット
続いて、知っておきたいメリット・デメリットをお伝えしましょう。
メリット
●複数人から家賃が入るので収入が増える
●空き家になるリスクが低い
●短期の契約にも対応すれば需要が高まる
物件を一人に貸すよりも、複数人と契約するほうが総収入は高くなります。
また、一人が退去しても、ほかの入居者からの家賃が入るので、継続した収入が見込めるでしょう。
デメリット
●ターゲットが絞られる
●入居者間でトラブルが起きやすい
●準備費用がかかる
入居するのは若い人か外国人の方がほとんどです。
また、設備を共同で使うため、入居者間でトラブルが起こることがよくあります。
シェアハウスを賃貸経営するためにはどのような準備が必要?
シェアハウスは、知らない人同士が共同生活をする場ですから、個室には鍵を付けて、プライベート空間を確保しなければなりません。
また共有スペースも充実させないと入居者が集まりにくいので、場合によってはリフォームやリノベーションが必要になるでしょう。
リビングやダイニングキッチンに置く、家具や家電の準備も必要です。
さらに、シャワールームやトイレは複数あると使い勝手が良いですし、インターネット環境も整えておくと入居者が集まりやすいですよ。